特集
わが子よ 生殖医療 検証編

凍結卵子を保管するタンクを操作する香川則子所長(リプロセルフバンク提供)
健康な未婚女性が将来の妊娠に備えて卵子を凍結保存する方法が注目を集めている。がんなどの治療で損なわれる卵子を残す医学的な理由で始まったが、日本生殖医学会は今年11月、晩婚化など社会的な理由で健康な女性が卵子を凍結保存することも容認する指針案を正式決定した。
一方で、妊娠時の年齢が上がると合併症や早産の危険性が高まるとされる。専門家は「卵子の凍結が妊娠や出産の先送りにつながらないよう十分な説明が必要だ」と警戒している。
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- わが子よ 生殖医療 検証編
2013/11/16~2013/11/18
国内初の体外受精児が1983年に東北大病院で生まれてから30年。これまでに体外受精で生まれた赤ちゃんは国内で累計30万人を超えた。

