マンスリー全区特集
「東京五輪の新種目『3人制バスケ』でメンバー入りを目指す」。力強く夢を語る中村大輔さん(29)=神戸市西区出身=の本職は中学校教員だ。
身長188センチ。体重90キロ。神戸西高(現・須磨翔風高)時代は兵庫のじぎく国体のメンバーにも選ばれ、8強入りに貢献した。2011年、県内に拠点を置く「兵庫ストークス」(現・西宮ストークス)に入り、初代主将を務めるなど3季プレー。15年に引退し、教員の道を歩んだ。
しかし、子どもに夢を持つ大切さを教えながら自身が悩み始める。「自分が目指す夢は一体何だろう?」。3人制バスケが20年の東京五輪に採用されたことを機に、現役復帰を決めた。昨年は3人制バスケのプロチーム(滋賀県)で修行を積んだ。
今年の春からは、神戸市の正規の教員として採用されたため「二足のわらじ」で五輪出場を目指す。「教師もバスケも全力で。3人制バスケの認知度も上げたい」(村上晃宏)
2019/1/1