スケルトンの殻に入って中身が丸見えのヤドカリ…
「知られざるヤドカリの中身の実態」と題した動画がSNS上で大きな注目を集めている。
この動画を紹介したのは"世界唯一の甲殻類エンタメ水族館"として知られる和歌山県すさみ町のすさみ町立エビとカニの水族館(@ebikaniaquarium)。
これまでヤドカリの中身を見たことのある人はあまりいないだろう。水族館の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「透明なのはヤドカリ的に気にならないのだろうか……」
「コレ排泄何処からするんでしょう」
「ハイターのキャップ背負ってるヤドカリなら見たことあります」
「ヤドカリ『プライバシーとか守られてないスケルトンの家をプレゼントってほんとどうかと思うよ』」
など数々の驚きの声が寄せられている。
水族館の担当者の方にお話をうかがってみた。
ーーヤドカリは貝殻を自由に出入りしたり他の貝殻に移ったりできる生き物なのでしょうか?
担当者:自由に出入りすることは可能です。ヤドカリ類は成長に合わせ、 自身の体の大きさに適した貝殻に引っ越しする習性を持ちます。 その個体が気に入った貝殻を見つけたら今背負っている貝を捨て、 新しい貝へ移っていきます。
ーーヤドカリは排泄物をどのように処理しているのでしょうか?
担当者:排泄は殻の中で行います。腹部に腹肢(ふくし) と呼ばれるオールのような器官が付いており、 それらを使って排泄物を器用に殻の外へ放出して処理を行います。
ーーこれまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。
担当者:とても嬉しい限りです。と同時に、 ヤドカリの中身というかなりマニアックなものがお好きな方が多い ことに驚いている次第です。これを機にヤドカリをはじめ、 甲殻類に興味を持ってくれる人が増えることを切に願います。
◇ ◇
「当館はヤドカリは勿論、エビやカニなど甲殻類に特化した超絶マニアックな水族館です。世界最大のカニであるタカアシガニや、知る人ぞ知るオオグソクムシなどの生き物に直接触ることのできるエリアがあり、生き物との距離が近いことが魅力の一つです。ぜひ近くへお越しの際は足を運んでみてください」と担当者の方。
この投稿を機会に実際に足を運び、甲殻類の生態に興味をもってくれる人が増えることを願いたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)
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