ぬいぐるみのお友達とくつろぐむぎくん(画像提供:むぎさん)
ぬいぐるみのお友達とくつろぐむぎくん(画像提供:むぎさん)

「獣医(3歳)『からだのなかに、ぼうがはいってますね!!!』」

茶白猫の「むぎ」くん(9歳・男の子)が、小さな妹から診察を受ける姿が話題になっています。

むぎくんは後ろ足を体の下に折りたたみ、お腹を床につけて前足を伸ばし、じっと座っています。その背中におもちゃの聴診器をあてて診察するのは、3歳の妹さん。まるで本物の診察のように真剣な表情で、むぎくんもおとなしく受け入れています。

診断結果は「からだのなかに、ぼうがはいってますね!」。ユーモラスでありながら微笑ましい診察シーンに、5000件超の“いいね”が集まりました。それにしても気になるのは「ぼうがはいってますね」の一言。一体、むぎくんの体に何が入っていたのでしょうか。飼い主のXユーザー・むぎさん(@mugi411)に詳しいお話を伺いました。

■思わず笑顔になる“診察ごっこ”の舞台裏

ーー撮影時の状況について教えてください。

「毎夕食後、むぎは子どもたちに撫でてもらうのがルーティンになっているので、それを待っているところでした。次女は、ときどきこうして、むぎの診察をしています。このときは、撫でながらそのままお医者さんごっこが始まりました」

ーー診察中、むぎくんはどのような様子でしたか。

「背中、頭、と聴診器でポンポンされてましたが目を閉じてじっとしていました。子どもたちのことが好きなので、いつでも優しく触らせてくれています。背中の他に頭もポンポンされていました。『ポンポンしますよ~お利口さんですね~』と言われていました」

ーーこの光景を見た感想は?

「実は、次女の『ぼう』という言葉の意味がわからなくて、思わず、投稿したんです。リプライのなかに『背骨のことでは?』とコメントくださった方がいて、納得しました! 次女は、背骨を“棒”のように感じたのでしょうね(笑)」

ーーこのあとは、どうなりましたか。

「診察後は、いつものように撫でてもらっていました」

ーーむぎくんは、ふだんどのような様子ですか。お子さんとの関係もぜひ教えてください。

「我が家には、4匹の猫がいて、むぎは一番年上です。猫たちは、みんな子どもたちのことが大好き。いつもおとなしく抱っこされ、おままごとにも付き合ってくれています。むぎは、ブラッシングや撫でられることが大好きなので、娘たちがくるとその場でゴロンと寝そべって撫でられ待ちをします。また、とても優しい子で、のちに加わった猫たちに対して、一度も威嚇したり怒ったりして拒絶することはなく、初対面からすんなりと受け入れてくれました。娘たちが小さいころから、優しく受け入れてくれて、ずっと遊び相手になってくれています」

むぎくんと妹さんのやりとりに、SNSは温かなムードに包まれました。コメント欄には、驚きと笑い、そして優しい声が寄せられています。

「かわいい獣医さんだね」
「将来は有望な獣医さんですね」
「これはお家で永久に入院ですね」
「背骨のことだろうか。かわいすぎ」
「かわいい獣医さんに診察されてるね」
「いくらネコは液体といっても骨はある」
「かわいい診察ですね。むぎちゃんも良い患ニャさんだ」
「骨? 液体と思われていた猫に骨を発見したニュース?」

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)