■廃タイヤの中にいた赤ちゃん猫
ぽこ太くん(2歳・オス)は、車屋さんの廃タイヤの中にいた。愛猫家で会社で猫社員を飼っている池田さんは、その車屋さんの知り合いだったので、ぽこ太くんを引き取った。
「パッと見た時、この子はまだ自分でごはんを探すこともできないだろうと思いました。まだ歩き方もヨチヨチで、走ってもひょこひょこ。天敵から逃げることもできないような赤ちゃん猫だったのです。本当に外で生きてきたのかな?と思うほどきれいで、ノミもダニもいませんでした」
■小さいが、肝っ玉は据わっていた
池田さんは、子猫の顔を見て「(先に保護した)ぽん太の弟だし、ぽこ太だな!」と名前を即決した。ぽん太くんと同じく、従業員全員で話し合い、猫社員として迎えることになったという。2020年10月8日のことだった。
動物病院に連れて行くと、生後4週間くらい。離乳したばかりだということだった。ごはんもカリカリではなく、ウェットフードを食べさせた。
「ごはんがどこにあるかも分からず、鳴きながらヨチヨチ歩き回りました。でも、小さいながらも肝は据わっていて、保護した時から自分のペースで過ごしていました」
■マイペースな係長
ぽこ太くんは、先住猫のぽん太くんに怖気付くこともなかった。従業員にもされるがまま、とても可愛がられていた。身体が小さかったので、用意したケージをすり抜けて脱走してしまうことがよくあったが、1匹で遊び回るのかと思いきや、お気に入りのクッションの上で寝始めるなど、どこまでもマイペースだったという。
ただ、危ないので、大きくなるまで格子の隙間から出られないよう、ヒモを編み付けて対応したそうだ。ぽこ太くんはティッシュを撒き散らすのも大好きで、事務所内の全てのティッシュを撒き散らしたこともある。
「2歳になった今では落ち着きましたが、今でもテンションが上がるとティッシュを撒き散らします」
2匹目の猫社員を迎えて職場はますます和やかな雰囲気に。ぽこ太くんは現在、猫課で係長を務めている。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)
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