新潟県警の公式Xが投稿した車の写真がネット上で話題を呼んでいます。
一見、普通の黒い乗用車に見えますが、フロントドアと後部座席のドア部分は黒と白のツートンカラーで、「新潟県警察」「POLICE」の文字の一部が。パトカーのような、そうでないような、何とも不思議な見た目です。撮影した警察職員に話を聞きました。
■「ニセ警察詐欺に通じる」見つけた瞬間、ピン!
新潟県警によると、撮影したのは勤続12年目の広報担当者の女性。たまたま県警本部の建物内から外に目を向けると、見たことのない光景が。入り口のガラスにパトカーが映り込み、駐車中の黒い県警公用車にぴったり重なって見えたのです。
2台が合体したかのように思えた瞬間、ひらめいたのは「パトカーではない車両がパトカーのように見えることが、ニセ警察詐欺と通じるものがあるな」。
SNSでの広報活動に使えそうだと思い、急ぎデジタル一眼レフカメラで撮影しました。「天気や車の駐車方法等にもよるので、今回偶然撮影できた写真です。特に変わった技法や特殊なカメラは使用していません」(広報担当者)
■「センス良すぎ」「撮り方かっこいい」反響広がる
同県警は11月25日、公式Xアカウント「新潟県警察『ひかるくん』」(@ni_police_koho)を更新。
特殊詐欺などの被害防止を啓発するための投稿文「だまされないで!! LINEやSNSで警察手帳や令状を見せられても、本物とは限りません 何かおかしいぞ?と思ったら、家族や友人に相談してください」とともに写真を公開すると、28日朝には表示回数が187万回を突破。
ネットユーザーからは「反射?」「合成?」「どうやって撮ったの?」「センス良すぎる」「撮り方かっこいい」などの声が続々と寄せられ、抜群の注目度となりました。
予想以上の反響の大きさに対し、広報担当者は「うれしいです。ポストが多くの人の目にとまり、被害防止につながれば」と力を込めました。
(まいどなニュース・金井 かおる)
























