運転席にいるはずのドライバーがいないタクシーがやってきて、目的の場所まで連れていってくれる。自動運転が話題になるたびに、いつかそんな時代がやってくると想像していても、いざ実際に無人ドライバーのタクシーに乗車してみると「未来は案外早くやってくる…」と不思議な気持ちになったという体験ツイートが話題になっています。
「アリゾナ州フェニックスでGoogle傘下のWaymoが運営する『無人の完全自動運転タクシー』に乗ってみました。無人のタクシーがやってきて運転席に誰もいないまま交通量がそこそこある道路を走り、信号の停止や右折左折をスムーズに行うのは驚き。未来は気付かないうちに案外早くやってくるんでしょうね…」とツイートしたのは、山口慶明米国で何とか生きてるさん(@girlmeetsNG)。
無人タクシーの運転ぶりを見た人から、
「これって一般人でも乗車出来るんですか?乗ってみたいです。」
「自動運転の社会への影響を研究をしてるものです。実際にWaymo が動いている姿を見れて感動しています」
「これは羨ましい。乗ってみたい」
「Uberより安いですか?無人だからチップも無しでオッケーですか?」
「7年前に試乗させてもらったときよりも運転がかなりスムーズになっていて驚きました。とくに前は運転がおそるおそるといった感じで、乗っていてストレスがたまりましたが動画を見た感じ改善されてるようです」
など、たくさんのコメントが寄せられた。
実際に「無人の完全自動運転タクシー」に乗ったという投稿者さんにお話を聞きました。
ーーWaymoの利用方法について教えていただけますか。
「Waymo oneというUberのようなアプリを入れてタクシーを呼びます。アプリに現在地と行きたい場所を入力すると現在地までタクシーが来てくれて、乗り込んだ後モニターの『スタート』を押すと、目的地まで勝手に走り出すという仕組みです。タクシーは呼ばれるまでは一般道を流しているわけではなく、待機所のようなところで停車して待機していると思います」
ーー車はEVですか。
「EVではなくハイブリッドカーです。クライスラー社のパシフィカという車種です」
ーースピードは法定速度で走るのでしょうか。
「法定速度で走っていました。とはいえアメリカは一般道でも制限速度60マイル(96km/h)くらいが当たり前なので、かなりのスピードでした」
ーー高速道路も走るのでしょうか。
「現在は移動できる(使用できる)範囲が限られており、高速には乗れないようです。でも、ホテル敷地内の公道でない道もスムーズに走り、対向車も避けました」
ーー道中、途中下車することもできるのでしょうか。
「アプリで最初に入れた目的地まで自動運転なので途中下車は難しいと思います。ただ緊急連絡のボタンがあり、それを押すとオペレーターに繋がるので、そこで頼めば停めてもらえるとは思います」
ーー怖いと思うことはありませんでしたか。
「最初はやはり少し怖かったですね。乗車中に不便を感じることはありませんでしたが、妻が車内にスマホを忘れてしまい、回収したかったのですが、後を追っかけても『誰も乗ってないので停めようがない』というのは困りました(笑)」
ーースマホは戻ってきましたか。
「iPhoneの位置情報を頼りに私の運転する車でこのウェイモを追跡する白熱のカーチェイスを繰り広げました(笑)。WaymoがiPhoneを載せたまま車庫に帰宅してしまったため、Waymoの車庫でセキュリティ相手に一悶着ありましたが、無事回収できました」
ーー米国では、タクシーだけでなく、一般の車が完全自動化される日も近いと感じますか。
「アメリカはあまりにも広いので、全ての地域で一般車が完全自動運転化されるのは相当時間がかかると思います。しかし、この地域で既に完全自動運転が実現しているように、その範囲はどんどん広がっていくと思われます」
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)
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