この頃の出来事
趣味のない人はいない、趣味があるから慰安が生まれて娯樂(ごらく)にもなる/慰安の無い生活こそ實(じつ)にさみしいものです/我々の生活から此(こ)の慰安を除けば何が殘(のこ)るでせう、又どんな結果が起こるでせう
1945(昭和20)年6月の空襲をもって、市内全域がほぼ焦土と化した神戸。戦時中の行政公報「神戸市民時報」は、8月5日号で、こんな随筆を掲載している。筆者は記されていない。映画や演芸、読書と大衆娯楽の必要性を説き、市立図書館の利用方法を案内する内容だ。
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