
関連年表
1944年12月ごろ、加古川飛行場のそばで育った小田清文(91)=兵庫県加古川市尾上町=は中国戦線にいた。日本軍の兵站(へいたん)基地があった中国中部の漢口(かんこう)(現武漢)で、自動車23連隊に所属。中国共産党の八路軍が山中から放つ銃弾をかいくぐり、仲間たちへ弾薬や食料を運んだ。
「戦友がどんどん亡くなっていったな。遺体は腕を切り、軍隊手帳と一緒に三角巾に包んで基地に持ち帰った」。そこに米軍の空爆が加わってきた。
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