
(上)三線を弾く仲村元一さん。(下)琉球舞踊を踊る母知子さん(右)と娘佑奈さん=神戸市中央区(撮影・三津山朋彦)
義甲で弾く三線(さんしん)の音色は、激しく、そしてどこかもの悲しい。ゆったりと、しなやかに舞う琉球舞踊は、艶(あで)やかで、そしてどこか懐かしい。故郷が抱えた苦難の歴史、そこから立ち上がろうとする強さを奏でているかのようなパフォーマンスに聴衆は息をのむ。
9月25日、神戸市中央区の神戸文化ホールであった「サウンドオブ琉球~世は稔れ(ゆばなうれ)~」。尼崎市で三線を教える仲村元一(70)=南武庫之荘9=は、舞踊家の娘知子(43)と孫娘の佑奈(16)の3世代で舞台に立った。
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