新ひょうごの医療
摂食障害は、早期の治療が回復に大きな影響を与えるとされる。大人や子どもにかかわらず、専門知識のある医師による治療が必要だ。しかし専門医療機関は全国的に少なく、治療施設の拡充が急務とされる。
厚生労働省研究班の調査によると、2014年から15年に病院を受診した摂食障害患者は推計で約2万5千人。医療機関や保健所などの相談事例では約半数の患者が治療を受けていないという報告もあり、「潜在的な患者はもっと多い」という指摘もある。
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- 子どもの摂食障害
2019/12/7~2019/12/7
食行動を中心にさまざまな問題が生じる「摂食障害」。不安や恐怖などから食べられなくなったり、食べることをやめられなくなったりする精神疾患の一つだ。小中学生での発症が増え、気付かれないまま重症化する場合もあるため、早期の発見と治療が重要とされる。今回の新・ひょうごの医療では、心身の成長段階で不安定な時期である子どもの摂食障害を紹介する。

