医療

長寿の作法
医療や福祉現場で活躍する人々が、健康寿命を延ばす工夫を紹介します。
兵庫県予防医学協会長 石原享介さん

 人生が終わりに近づく時期をどう心豊かに過ごすか。これが、長寿社会においては極めて重要です。

神戸大大学院教授 青井貴之さん 

 健康に長く生きるため、「こうした方がいい」と世の中で推奨されていることはたくさんあります。

神戸市健康創造担当課長 三木竜介さん

 「栄養のバランスがあまり取れていない」

 「運動が不足している」

加古川中央市民病院医療監兼健康増進・ヘルスケアセンター長 石川雄一さん

 高齢者の定義は長い間「65歳以上」とされてきましたが、今はその目安が変わりつつあります。

神戸大大学院医学研究科准教授 高橋裕さん

 長寿は誰もが願いますが、不幸を感じる時間が大半では意味がありません。でも、人間は感情を持つ動物。

目の健康について話す神戸市立医療センター西市民病院眼科部長の石田和寛さん=神戸市長田区の同病院

 見えることは、人生の楽しみにつながります。

 人間は外部の情報のうち、約80%を

喫煙のリスクについて話す藤原久義・県立尼崎総合医療センター名誉院長=尼崎市東難波町2

 喫煙に伴う病気で、年間に日本でどれぐらいの人が亡くなっているか、ご存じでしょうか。

大腸がんの内視鏡検査で使う医療機器=神戸市灘区森後町2、池原クリニック

 日本人に多い大腸がん。日本対がん協会によると、2017年の部位別がん死亡数で、女性は大腸がん

児玉裕三さん

 見つけることが難しく、発症すれば長く生きられる可能性が極めて低い-。膵(すい)がんは健康長寿にとって脅威です。

吉矢邦彦さん

 近年、メディアでも取り上げられる機会が増えた病気に慢性腎臓病(CKD)があります。

山崎京子さん

 年齢を重ねる中で、けんしょう炎や軟骨の摩耗による手の関節痛に悩まされ、病院を訪れる人は多いです。

山本翠さん

 人が外界から得られる情報のうち、目からの情報は全体の80%を占めるともいわれます。

雨海照祥さん

 高齢化が進む日本でキーワードの一つになっているのが「サルコペニア」です。これは、主に加齢に伴

長寿の秘策について説明する中野産婦人科の中野篤院長=神戸市兵庫区下沢通1

 私たちの体を形づくる細胞の中には遺伝情報を担う染色体というものがあり、染色体の端には健康長寿

楊鴻生さん

 高齢化が進む日本で増え続けているのが、骨がスカスカになって折れやすくなる「骨粗しょう症」です。

味木徹夫さん

 人体に重要な役割を果たしながら、異常を見過ごすと健康を脅かすかもしれない臓器の一つ、それが「胆道」です。

坂本薫さん

 長生きをするためにはこの食べ物が良いと、よくテレビなどで取り上げられますが、特定の食べ物を食

松岡広さん

 今までなら平気だった坂道で息が切れることはありませんか。あるいは同世代と一緒に歩いていて、遅

白坂大輔さん

 胃や十二指腸の病気の多くに、ピロリ菌が関わっています。すみかは胃の中。本来、胃酸が出て菌の生

上野泰さん

 塩分、コレステロール、喫煙の三つが脳卒中に最も悪影響を与えます。通常の食事でも十分、塩分が入

桜井三希子さん

 健康長寿の秘訣(ひけつ)は元気に動き回り、よく話すことです。ただ、尿漏れや頻尿といった排せつ

伊藤純さん

 日本人の平均寿命は男性81・0歳、女性87・1歳と世界第2位ですが、健康に毎日を過ごせる「平

平田健一さん

 「人の老化は血管の老化から始まる」とも言われるように、健康長寿にとって血管を若々しく保つことは大切です。

寺尾純二さん

 健康長寿を阻む大きな要因は、呼吸で体内に取り込む酸素です。酸素の一部が活性化し、活性酸素にな

田場隆介さん

 小児科医として日々、心身ともに発達する子どもたちを見ています。発達は大人になれば止まるわけではありません。

石塚君予さん

 言語聴覚士は脳卒中などで言語障害になった患者さんのリハビリや、難聴児や発達が遅れがちな子ども

千原和夫さん

 子どもの発育に大きな役割を果たす成長ホルモンは、思春期を過ぎても出続けており、主要な臓器の代

脇田昇さん

 健やかに長生きするには適切な運動が欠かせません。そのため、運動のできる足を保つことが有意義です。

小野裕美さん

 私たちの体は日々食べている物でつくられており、食と心はつながっています。高齢になると食べる量

藤野英己さん

 ヒトの筋肉は「赤筋線維(せっきんせんい)」と「白筋(はっきん)線維」という2タイプの筋線維でできています。

メリー・バレイユさん

 薬は適切に使えば、病気を治し、命の危機を乗り越える大きな助けにもなります。

西田康太郎さん

 腰痛は、8割の人が人生で一度は経験するという研究もあるほど身近な疾患です。

南祥一郎さん

 皮膚は年齢とともに変化するため、若々しさを保つには皮膚をいたわることも大切です。

藤原新生子さん

 ヨガは、単にさまざまなポーズをとる柔軟体操ではありません。数千年以上前にインドで生まれたとさ

北島一宏さん

 私は、患者さんを直接は診察しない「放射線診断医」です。微量の放射線を出す薬を注射して、がんな

宇佐美眞さん

 介護を必要とせず、天寿をまっとうするのが「健康長寿」です。しかし、現状では平均で男性9年、女

下之園俊隆さん

 加齢とともに筋肉や骨などは弱まります。中でも、骨密度は男女とも20代がピークで、50歳ごろから減り始めます。

石光輝男さん

 94歳になった今も、コーヒーや食料品を輸入する商社へ毎朝8時半に出勤しています。

大澤和弘さん

 二足歩行の人間にとって、宿命とも言えるのが「いぼ痔(じ)(痔核(じかく))」です。

浅香隆久さん

 日本ほど健康長寿に向けたサポートのある国はないでしょう。欧米や東南アジアなどの在外公館の医務

真田浩一さん

 臨床検査技師である私は、機械で測る検査をしますが、それだけではありません。

掛地吉弘さん

 日本人の平均寿命は、男性が80・8歳、女性87・1歳です。では80歳を超えて、がんをはじめと

西山隆之さん

 年を取ると、関節の軟骨がすり減って変形性関節症が生じます。最も多いのは膝ですが、股(こ)関節

荒川創一さん

 更年期障害は、50歳前後の閉経期の女性に現れることが知られていますが、男性にも起こります。

中村誠さん

 年齢を重ねると、老眼で近くのものが見えにくくなるほか、高齢者特有の目の病気にかかることが増えます。

 

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