新ひょうごの医療

一定間隔を空けて並ぶ透析施設の病床=神戸市北区鈴蘭台西町1、赤塚クリニック
■腎機能低下
左右一対の腎臓は、血中の老廃物や塩分をろ過し、尿として体外に排出する。体内の水分などのバランスを保つほか、骨の健康や貧血の改善のため作用するホルモンを生んでいる。だが、腎臓の機能が低下することで、健康を保つことができなくなり、悪化すると命に関わることもある。糖尿病や高血圧といった生活習慣病や、高齢化も原因の一つとされる。
この記事は会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。
- コロナ禍を生きる 透析患者の感染対策
2020/10/3~2020/10/3
今月から「新・ひょうごの医療-コロナ禍を生きる」と題して、基礎疾患のある患者らが、感染拡大が続く新型コロナウイルスとどう向き合っていくかを紹介する。初回は、全国で約34万人に上るとされる人工透析患者がテーマ。糖尿病などの持病がある場合が多く、感染後に重症化しやすい上、患者同士が病床に並ぶ透析施設での院内感染も危惧される。透析治療を解説し、施設や患者の感染対策を取り上げる。(井川朋宏)

