新ひょうごの医療

受診や検診が遅れるリスクに警鐘を鳴らす兵庫県立がんセンターの富永正寛院長=明石市北王子町
「都道府県がん診療連携拠点病院」である兵庫県立がんセンターでは、新型コロナの影響で、昨年3月末~6月、急がない手術や内視鏡検査、口腔(こうくう)ケア外来などは一時延期、中止していた。昨年4~9月の半年間は、例年同期比で入院患者数は10%、手術件数は5%程度減少。特に外科系や呼吸器内科の患者が減少傾向だったという。
■重症化リスク
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- コロナ禍を生きる がん診療と検診
2021/2/6~2021/2/6
40年近く日本人の死因トップを占め続けているがん。その診療体制も、新型コロナウイルスの影響を受けている。「新・ひょうごの医療-コロナ禍を生きる」第5回はがん診療を取り上げ、兵庫県内でその中核を担う県立がんセンター(明石市)の実態を軸に、対策と課題を探った。(井川朋宏)

