新ひょうごの医療

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兵庫県内で初めて新型コロナウイルスの感染が確認されて以来、この1年でどのような感染拡大の特徴があったのか。状況を注目してきた神戸大病院感染制御部長の宮良高維(みやらたかゆき)氏は「人口が多い大阪との関係性が鍵になっている」と指摘する。
宮良氏は兵庫県と大阪府のオープンデータから、週ごとの新規感染者数の経緯を追ったグラフを作製。それによると、昨年夏の感染「第2波」の頃は、兵庫と大阪の新規感染者数の割合は、「1対4」程度だった。
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- コロナ禍1年 「第3波」医療崩壊寸前に
2021/3/6~2021/3/6
兵庫県内で新型コロナウイルスの感染者が初確認されてから1日で丸1年となり、累計感染者は約1万8千人になった。全国的に感染拡大の波が3回襲ったが、そのたびに医療機関の病床が逼迫(ひっぱく)した。今回の「新・ひょうごの医療」は、コロナ禍に見舞われた1年をデータ中心に振り返る。(霍見真一郎)

