新ひょうごの医療

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日本歯科医師会(東京)は今年3月、新型コロナウイルス感染予防のため、職場や学校などで歯を磨く際の注意点について、ホームページで公開した。歯磨き時に出る飛沫(ひまつ)や、水道の蛇口についた唾液により、感染が広がった可能性があるといった報道を「ミスリード」とした上で、歯磨きの重要性を呼び掛けている。
同会によると、昼食後の歯磨きを中止する学校や企業が増えたという。このため、日本学校歯科医会(東京)などの知見を参考に、職場や学校で磨く際は3密(密集、密接、密閉)を避け、飛沫が散らないように、口をできるだけ閉じて静かに歯ブラシを動かすよう助言。口をゆすぐときは勢いよく吐き出さないことなど注意事項を挙げる。
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- コロナ禍を生きる 歯科診療の重要性
2021/6/13~2021/6/13
新型コロナウイルス禍で、歯科診療の重要性が改めて見直されている。日本歯科医師会(東京)などは、感染症にも関連するとして、歯周病の重症化や誤嚥(ごえん)性肺炎を予防することが必要と啓発する。今月の「新・ひょうごの医療-コロナ禍を生きる」は、口の健康管理をテーマに、リスクを減らすために必要な対策を探った。(井川朋宏)

