市外・県外被災者追跡アンケート
心の傷は、人とのかかわりの中でいやされたという人も少なくない。
◆被災者の会参加随分いやされて
「奈良には『ふきのとう』という被災者の会がある。月一回ずつ集っており、用事のない限り出席して話し合っている。おかげさまで随分救われました」(奈良県・70歳以上女性)
◆こちらでも友人やっと立ち直り
「今、一人で暮らしている。こちらに住み慣れて友人もでき、なんとか自分自身が立ち直った」(和歌山県・70歳以上男性)
◆見守ってくれる人がいる心強さ
「東京で神戸YWCA支援会の方々に大変お世話になった。『お茶会』の折、変わることなく同じ目線で温かく気遣ってもらった。見守ってくれる人がいる心強さを実感した。県外各地で四年もたとうとする今日まで、そしてこれからも、温かいボランティアの支援があることで、どれほどの被災者が救われているか」(東京都・40代男性)
1999/1/12