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雨上がりの早朝。水たまりに映ったひび割れが22年前の惨状を伝えていた=神戸市中央区新港町
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雨上がりの早朝。水たまりに映ったひび割れが22年前の惨状を伝えていた=神戸市中央区新港町

雨上がりの早朝。水たまりに映ったひび割れが22年前の惨状を伝えていた=神戸市中央区新港町

雨上がりの早朝。水たまりに映ったひび割れが22年前の惨状を伝えていた=神戸市中央区新港町

 貨物を一時保管する「上屋(うわや)」の壁にひび割れの痕が残る。最大震度7の激震は港湾施設を壊滅的状態に追い込んだ。

 神戸港にあった神戸市所有上屋89棟のうち13棟が全壊。ほとんどで大規模修繕が必要になった。当時、神戸市港湾局(現みなと総局)で上屋の建設や修理に携わっていた宮沢登さん(49)はあの日から1カ月、職場に泊まり込んだ。

 想像以上の被害。人手も足りない。不安と闘いながらの作業が始まった。新港第二突堤のJ上屋は柱がハの字形に広がり、海側に傾いていた。

 傾いた柱はそのまま補強。壁に広がっていたひびは穴埋めで済ませた。塗り直す余裕などなく、次の上屋へ。新築工事も重なり、作業に追われる日々。

 「港復興のため、同僚と走り続けた」と宮沢さん。復旧工事が一段落したとき、震災から4年が過ぎていた。(笠原次郎)

2017/1/10
 

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