
鈴木商店について語る神戸大大学院教授の三品和広さん=神戸市灘区(撮影・田中靖浩)
神戸港開港間もない明治期に創業した鈴木商店は、総合商社の「源流」といわれながら90年前に破綻した。激動の時代を駆け抜けた足跡から、私たちが学べることは何だろう。作家の幸田真音(まいん)さんと神戸大大学院教授の三品(みしな)和広さんに聞いた。
「経営者が果敢にリスクを取ることの大切さ」と幸田さんは教訓を語る。外資系銀行などで債券を売買するディーラーとして経験を積み、作品で金融市場に身を置く人々を描いてきた。
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