阪神・淡路大震災から25年となるのを前に、秋篠宮ご夫妻が16日、三木市の防災科学技術研究所・兵庫耐震工学研究センターを訪問され、実物大の構造物を揺らす「実大三次元震動破壊実験施設」(E-ディフェンス)を視察した。
同施設の計測制御棟では、梶原浩一センター長が施設の概要や利用実績、実験例を説明。木造住宅や高層建物を想定した部屋に大きな揺れを起こし、耐震補強や対策の有無による被害の差を比べる実験動画がスクリーンに映し出された。秋篠宮さまは熱心に耳を傾け、「建物によって揺れ方が違いますよね」と話した。
実験棟の地下ピットでは、震動台の内部も見学し、紀子さまは「素晴らしい施設ですね」とたたえた。
ご夫妻は、17日に神戸市中央区の兵庫県公館で開かれる震災25年の追悼式典に出席する。(井川朋宏)











