防災 防災 ひょうご防災新聞

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「昭和42年7月豪雨」で大きな被害を受けた国鉄(当時)神戸駅周辺(六甲砂防事務所提供)
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「昭和42年7月豪雨」で大きな被害を受けた国鉄(当時)神戸駅周辺(六甲砂防事務所提供)
宇治川商店街(六甲砂防事務所提供)
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宇治川商店街(六甲砂防事務所提供)
灘区篠原北町(六甲砂防事務所提供)
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灘区篠原北町(六甲砂防事務所提供)

 約半世紀前に兵庫県内で死者・行方不明者98人を出した「昭和42(1967)年7月豪雨」について、インターネット上で当時の写真や体験者の声に触れられるデジタルアーカイブが完成した。昨年完成した阪神大水害(1938年に発生)のデジタル資料に追加する形で、7月から22点が公開されている。九州を中心とする記録的な豪雨など、各地で水害や土砂災害が相次ぐ中、制作した実行委員会は「六甲山系と共に生きる人々の備えの一助になれば」としている。(竹本拓也)

 国土交通省や兵庫県、神戸・阪神間の自治体、神戸新聞社などでつくる「阪神大水害80年行事実行委員会」が企画した。

 昭和42年7月豪雨は、九州から京阪神にかけての広い範囲に雷を伴う大雨をもたらした。神戸では7月9日、局地的な豪雨の原因となる「線状降水帯」が発生し、最大24時間雨量319・9ミリを観測。住宅街での土砂崩れや中小河川の氾濫が相次いだ。被災家屋は神戸・阪神間を中心に県内で約6万戸に上った。

 災害の記憶や教訓を次世代に継承しようと、実行委が当時の資料などを募ったところ、写真13枚と7人分の体験談、天気図などが寄せられた。

 神戸市中央区の宇治川商店街の写真には、河川の氾濫によって運ばれてきた流木の山が写る。商店街にあった鉄筋コンクリートのビルも倒壊したという。インタビュー動画(約11分)では、同市兵庫区の住宅街で裏山が崩れ、多くの住民が土砂に巻き込まれた状況などが証言されている。阪神大水害を教訓に進められた砂防ダム事業が被害軽減に役立ったことなども解説されている。

 デジタルアーカイブは、国交省近畿地方整備局六甲砂防事務所のホームページから見られる。

【昭和42年7月豪雨】1967年7月8日、九州北部から京阪神の沿岸部を中心に集中豪雨が発生。同月9日にはさらに強い雨となり、2日間の降水量は神戸や長崎・佐世保、広島・呉で300ミリを超えた。背後に山地がある都市部で大雨が降ったため、土砂崩れや鉄砲水が多発した。死者351人、行方不明者18人。住宅被害は全壊約900棟、半壊約1370棟、床上浸水約5万1350棟などに上った。

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