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 兵庫県は31日、「想定し得る最大規模」の高潮が播磨沿岸(明石市~赤穂市)で発生した場合、対象の8市町のうち明石市を除いた7市町で浸水が最大5メートル以上になる、とする想定区域図を公表した。徒歩での避難が難しくなる0・5メートル以上の浸水面積の合計は、加古川市とほぼ同じ144平方キロメートルに及ぶ。

 国は2015年の改正水防法で、“最悪”の高潮を想定した浸水想定区域図の公表などを義務付けた。県は阪神、神戸地域を公表済みで、今回は播磨沿岸と淡路島沿岸を対象にした。

 浸水は1934年の室戸台風などを参考に、「500~4千年に1度」クラスの台風が、潮位が最も高い状況で上陸して全堤防が決壊し、河川も「100年に1度の大雨」で氾濫した-との想定で予測した。

 播磨沿岸では、計152平方キロメートルが水に漬かり、姫路市で17万人、加古川市で13万人がこの中に住む。一般的な住宅の2階に達する3メートル以上の浸水域は計44平方キロメートル、2階が水没する5メートル以上は計0・9平方キロメートルだった。

 浸水面積は広い順に、姫路市=62平方キロメートル▽加古川市=29平方キロメートル▽高砂市=22平方キロメートル。最大浸水深は高砂市=6・9メートル、赤穂市=5・9メートルの順だった。姫路市では、山陽電鉄広畑駅付近の浸水深が3・7メートルなどとなり、工業地帯や住宅地など広範囲に被害が及ぶ。高砂市では市役所の浸水深を3・1メートルと予測した。

 一方、淡路島3市の最大浸水深は3・2~4・9メートルで、0・5メートル以上の浸水が3市合計で22平方キロメートルに及ぶとした。

 県の担当者は「高潮による洪水は気象予報などである程度予測できる。浸水域を確認し、命を守る行動に役立てて」と呼び掛ける。

 但馬沿岸は10月に公表予定。浸水想定区域図は、県のホームページで確認できる。(藤井伸哉)

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