公示から投開票日前日までインターネットを使った選挙運動が解禁となった参院選。兵庫選挙区(改選数2)の立候補者7人も、公示日の第一声の画像をアップしたり、政見放送の収録状況の様子を公開したりするなど、ネットをフル活用したあの手、この手で票の掘り起こしに力を入れる。
「第一声の西神中央駅から三宮へ三輪バイクで移動です。ただいま板宿通過です」
短文投稿サイト「ツイッター」にこう書き込むのは日本維新の会新人の清水貴之氏(39)。雨の中を移動している臨場感ある画像を伝えるともに、次の演説場所を知らせるツールとしても利用する。
2期12年間、参院議員を務める民主党現職の辻泰弘氏(57)は、フェイスブックに出陣式の画像をアップ。「ポスター番号は『3』、『必ず3選を勝ち取る』の『3』です!」と書き、活動の様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」に上げた。
幸福実現党新人の湊侑子氏(30)は「公示日のご挨拶」として、自身のブログを更新。緑の党新人の松本なみほ氏(39)はツイッターに画像を載せ、「ただいま立候補届け出が完了しました!」と伝えた。
みんなの党新人の下村英里子氏(30)は、フェイスブックに第一声の様子をアップ。「ソーシャルメディアを駆使して、若い世代の政治参加を訴えてまいります」と書いた。ラジオ局での政見放送収録の写真も載せた。
「第一声を終え、神戸市中心街をひとまわりして、次の演説場所へ移動中です」とツイッターに記すのは共産党新人の金田峰生氏(47)。「街頭演説をする時にうまく雨が小止みになってくれてありがたい」と感想も添えた。
自民党現職の鴻池祥肇氏(72)はフェイスブックに立候補届け出などの書類の画像をアップし、「いよいよや!」と書き込んだ。ブログには「立候補にあたって」と題し、参院選に臨む決意を書き込んだ。
(上田勇紀)