連載
【自共対決を基軸に据え】
-今回の解散をどう見るか。
「2005年の郵政解散は小泉政権が仕掛けた形だったが、今回は違う。安倍政権の施策が、民意からかけ離れて行き詰まった結果の投げ出しに近いと受け止めている」
-小選挙区で立てる12人のうち5人が、統一地方選の候補予定者から切り替わった。
「党内でも議論があったが、国政の革新を綱領で掲げており、国民の信を受けて政治を動かす総選挙を最も重視するのは当然だ。唐突な解散だったことも含めて本人たちは理解し、党員魂を奮い立たせて決意してくれた」
-構図をどう描く。
「自民との『自共対決』が基軸だ。消費税増税の中止に、集団的自衛権の問題、アベノミクスや原発再稼働に向けた動きへの批判も強めたい」
-どうやって支持を広げる。
「暮らしと平和に直結する施策を強く訴える。自民の強引な政権運営は困る、民主には裏切られた、前回選で注目を集めた第三極も期待倒れだった、という人たちの選択肢に入る努力をしたい」
(聞き手・小川 晶、撮影・峰大二郎)
〈メモ〉 2009年の衆院選では、政権交代を望む民意を意識して小選挙区の候補者を絞った。従来方針に戻した12年に続き、今回も県内全12選挙区に擁立。比例近畿にも候補を立てる。目標は、県内の比例で35万票。