当代一流の料理人がテレビカメラの前で1対1で腕を競い、人気を博した番組があった。そんな鉄人たちの“戦場”を小ぶりにしたような調理場が神戸市中央区のケンミン食品本社ビル4階にある。その名も「キッチンスタジオ」。こちらはビーフンなどの新商品作りの最前線だ。
取引先などの来客者がガラス越しに見つめるスタジオで、若手中心の開発チームが新メニューの考案にいそしむ。
昨春に発売してヒットした「即席焼ビーフン こく旨塩味」の担当者で、マーケティング部開発課係長の吉田聖士さん(35)が舞台裏を案内してくれた。
「おいしいレシピができただけでは終わらない。工場で量産できるよう、調味料の種類や配合する量を細かく指定している」
タイの主力工場との調整はインターネットテレビ電話で綿密に。同社の細井敦史取締役(55)がにこやかに語った。「年2回の新商品投入時期は、ずっと試食の日もあるんだ」。ちょっとうらやましい。(内田尚典)
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