生死のはざま ーサバイバルファクターを探る

マンションに天井部分から激突した2両目。車体の一部は、4分の1以下の幅に圧縮された=4月25日午後4時40分
「入るすき間がない」。兵庫県警の機動隊員は息をのんだ。窓から中をのぞくと、すぐ目の前につり革が見えた。
尼崎JR脱線事故で、最も多い約七十人が亡くなったとされる二両目。横倒しの状態で脱線後、一両目に玉突き衝突したはずみで方向が変わり、天井部分からマンションにぶつかった。
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