エッセー・評論

イッツ ア ワンダフル ジャーニー

  • 印刷
尾頭付きのタイと一緒に!!

尾頭付きのタイと一緒に!!

 ある時、旦那さんが「鯛素麺(たいそうめん)」をごちそうしてあげると言ってくれました。職場の人たちと食べに行き、とてもおいしかったのだと言うのです。心遣いは嬉(うれ)しかったものの、あまり気乗りはしませんでした。

 素麺か……、と。「鯛素麺」とは温かい出汁(だし)のかかった素麺の上に素揚げした鯛が載っている料理だということは、グルメガイド本を見て知っていました。鯛が載っているとはいえ、素麺です。淡路島産の素麺はのど越しがよく、おいしいという認識はありましたし、夏場の昼食としてよく食べていましたが、ごちそうだとは思えません。せっかくならお寿司(すし)、肉、やっぱりここは「三年トラフグ」でしょう、などと別のものをリクエストしてみましたが、とにかく一度食べてみて、と旦那さんも譲らず、大鳴門橋の近くにあるお店に連れて行ってもらったのです。自宅から車で約40分。その間も、わざわざ素麺のためにこの距離を移動する価値はあるのか? と内心思っていたのですが……。

この記事は会員限定会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。

2014/11/1
 

天気(10月27日)

  • 23℃
  • ---℃
  • 10%

  • 20℃
  • ---℃
  • 50%

  • 23℃
  • ---℃
  • 10%

  • 23℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ