エッセー・評論

イッツ ア ワンダフル ジャーニー

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時が止まったような空間。都会人を癒やす(撮影・上杉順子)

時が止まったような空間。都会人を癒やす(撮影・上杉順子)

 近頃、淡路島を特集した雑誌を見て思うのは、古民家を改装したカフェやレストランが増えたな、ということです。実際に何軒か訪れてみた感想は、新鮮な野菜や果物をふんだんに使った料理やデザートはとてもおいしいけれど、なんだか実家でご飯を食べているみたい。要は、あまりときめかないのです。仕方がありません。自分の生まれ育った家が、今年で築65年の、農家仕様の日本家屋なのですから。

 20年ほど前のエピソードになりますが、東京に住む友人宅を訪れた際、ドライブをすることになり、昼食はぜひここで取ろうと案内されたのが、郊外にある今で言うところの古民家レストランでした。なんで東京までやってきて、こんな田舎の自分の家みたいなところでご飯を食べなきゃならないんだ、とガッカリしたのを憶(おぼ)えています。

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2015/8/2
 

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