連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

(石巻・3)二重被災 未操業でもリストラせず
  • 印刷
大震災から5カ月が過ぎた今も、押しつぶされたままの工場のフェンス=宮城県石巻市重吉町

大震災から5カ月が過ぎた今も、押しつぶされたままの工場のフェンス=宮城県石巻市重吉町

 「若い連中を使って、何とか工場を残せませんか」。7月28日、尼崎市の金属加工、尼崎製罐(せいかん)の本社。宮城県の石巻工場長の柳橋(やなぎばし)利之(59)は、社長の中山隆夫(54)らに願い出ていた。工場は東日本大震災で大打撃を受け、5カ月余りたった今も操業を止めたままだ。

 その前日、柳橋は終礼で従業員18人の意向を尋ねた。「先が見えず、不安です」。工場内で立ったままの話し合いは、2時間半に及んだ。

この記事は会員限定会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。

2011/8/18
 

天気(9月30日)

  • 27℃
  • 22℃
  • 10%

  • 27℃
  • 19℃
  • 50%

  • 29℃
  • 21℃
  • 10%

  • 29℃
  • 20℃
  • 20%

お知らせ