イタリア・ピエモンテ出身で日本在住の日伊通訳者マッシさん(@massi3112)が自身のツイッターで公開した「サイゼリヤの美味しい食べ方」が注目を集めています。
「サイゼリヤが大好き」というマッシさんは21日昼、サイゼリヤを訪れ、本場流アレンジを施しながら7品を堪能する食レポを連続投稿しました。
当日のメニューは、フランスパンのミニフィセルに始まり、熟成ミラノサラミ、パルマ風スパゲッティ、マルゲリータピザ、プロシュート(パルマ産熟成生ハム)、そしてデザートのプリンとクラシコティラミスの盛り合わせ、トリフアイスクリームまでの“フルコース”。
例えば、ミニフィセルは熟成ミラノサラミを使って、テーブルの上で調理します。
「熱々のフィセルを半分に切ってオリーブオイルと塩をかける。サラミと葉っぱを挟んでもう一度軽く塩をかけてぎゅっと挟むと完成!このままでもシンプルで美味しいけど、お好みでモッツァレラチーズとトマトを追加しても美味しさアップ」
「挟むときにサラミと葉っぱを組み合わせるのも楽しい。食べ出したら『うまい』しか出てこない」
ピザにはプロシュート(パルマ産熟成生ハム)をバラの花のような形に巻いてトッピング。理由は「プロシュートをそのまま乗せると薄くて食感を感じないし見た目も地味。バラの形にして乗せると口の中でプロシュートをしっかり感じるし、オリーブオイルをかけるとバラの中に溜まって口に入れると風味がふわっと広がる」から。
また、パルマ風スパゲッティには、「多めのパルメザンチーズをかけて軽く混ぜる。その後軽くチーズとオリーブオイルをかけて、フォークをさしながらほぐすように空気を入れる。30秒~1分待つと1回目にかけたチーズが溶けるからトマト系のパスタは更に濃厚で美味しくなる」というから目から鱗です。
お皿は人気ファミレスチェーンのおなじみの物なのに、なぜか本場イタリアのトラットリアでのワンシーンのように映るから不思議です。
マッシさんの投稿はみるみる拡散し、一連の投稿は翌朝には合計8万を超えるいいねが付きました。日本のサイゼリヤユーザーたちからは、「こんな食べ方があるんですね」「すごい楽しそう」「サイゼリヤ行きたくなってきた」「悪魔的!」など驚きの声が続々と寄せられています。中には「さっそくやってきました」という声もありました。
■マッシさんサイゼリヤには「月3、4回」
マッシさんに話を聞くと、2007年に来日。現在、日伊通訳者として活躍しながら、コンサルタントや会社経営者としての顔も持ちます。
サイゼリヤには月に3、4回訪れているそうで、過去の投稿でも、
「イタリア人で日本に住んで良かった!サイゼリヤ大使ができる自信があるっ」
「サイゼリヤは本当に最強すぎ。コスパは良すぎて量もあるし味も本場イタリアに近い。しかも、安い」
「サイゼリヤを好きな理由はマンマの味そのまま。金額以上の料理を食べた気持ち。オリーブオイル、塩、チーズ等使い放題で色んな組み合わせが出来る。出てくる料理を自分の口に合わせて調整できるから、イタリア人としては実家にいるような感覚で有り難い」
など、熱い思いをつづっていました。
「イタリア人として、大満足でまるでイタリアに帰った気分になる。感謝!Grazie Saizeriya!」というマッシさん。サイゼリヤ本社からオファーが来る日も近いのかもしれませんね。
(まいどなニュース・金井 かおる)
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