鮮やかな緑色のバズカットヘアを披露/Skyさん(@sky__art666)提供
鮮やかな緑色のバズカットヘアを披露/Skyさん(@sky__art666)提供

鮮やかな緑色のグラデーションが美しく映える”バズカット”ヘア(バリカンで髪を短く均一に刈り上げた髪形)の女性。鎖骨や黒のキャミソールから伸びた腕にはクールなタトゥー、そして耳元には印象的なアクセサリーが揺れています。そんなスタイリッシュな出で立ちで彼女が闊歩する様子がThreadsに投稿されると、「髪型だけじゃなくて、トータルでカッケーのです」「髪もその他のファッションもよく似合ってて素敵です」「美人にしか似合わない髪型、髪色」など称賛の声が相次ぎました。

投稿主はVisual poetry artist(視覚詩アーティスト)兼アクセサリーデザイナーのSkyさん(@sky__art666)です。数年前までは暗髪(くらがみ)のロングヘアだったという彼女が、どのような経緯で現在のスタイルを確立したのか、Skyさんにお話を聞きました。

2017年から18年頃は、暗い髪色でロングヘアだったというSkyさん。現在のバズカットヘアに行き着いたきっかけは、自身で制作したオリジナルアクセサリーだったそう。

「もともとバズカットは挑戦したいと思っていたのですが、顔がむくみやすく、マルコメのような坊主頭になることを気にして、長らく保留にしていました。しかし、自分で制作したオリジナルアクセサリーを着けてみたところパールの輝きなどで顔まわりの印象が変わることに気づき、思い切って丸刈りにしてみたんです」

最初は自らバリカンを使ってセルフカットを試みていたそうですが、腕のある美容師に一度施術してもらったところ、技術の素晴らしさに感動し、それ以来ずっとお任せしているのだとか。

Skyさんは丸刈りにした当時の心境について、抜け毛によるストレスに悩まされていたこと、髪型がキマらない日は気分がアガらなかったものの「顔のパーツは好きだ」と思えたことを明かしたうえで、「やるまではいろんな人に『やめた方がいい』って言われたけど、いざやったら『いいね!』の嵐で感激!」と綴っています。

またタトゥーも彼女のスタイルの一部であり、自己表現の象徴となっています。

「ファーストタトゥーは右腕の内側に入れました。ここはもともとアザが色素沈着していて、人からじろじろ見られることが苦痛だったんです。その部分に上からタトゥーを入れて薔薇を咲かせたので、大満足で気に入っています」

そんなSkyさんが普段のファッションやヘアメイクで大切にしているのは、「自分の『好き』を楽しむこと」。スタイル維持のため、ゴツくならないよう体型管理やオシャレに気を遣う時間を大切にしており、「前よりきちんとオシャレするようになりました!」と話します。

「これまで散々『ダサい』と言われてきました。でも、たしかにそうだったと思います。自分にも他人にもなりきれず、中途半端でした。なのでこれからは、『とにかく“好き”を楽しむ!』と決めています」

現在のスタイルにチェンジしてから、褒められることが増えたというSkyさん。今回の投稿であったように、道すがら「カッケェ」と声を掛けられることについて、自身ではどう感じているのか聞いてみました。

「嬉しいです!とはいえ、なんだか反応しづらいので、気まずいですが…(笑)。特に女性から話しかけられると、嬉しい気持ちのままお互いハッピーに話せて、その日がとても良い一日に感じられます」

また、スタイルチェンジ後の印象的な出来事について、「このようにネットニュースに取り上げていただくことです!(笑)」と語ります。

「今回の投稿には様々なコメントが届きましたが、『これから挑戦してみたい』という声もあり、ボウズヘアは関心が深いのだなとびっくりしました!」

最近では髪を赤く染め、可愛らしさも取り入れたスタイルに挑戦しているのだとか。

「“ボウズなのにラブリー”というファッションをしていきたいです。和装リメイクなど、ジャンルを問わず様々なファッションを楽しんでいきたいです!」