「ケンタッキーフライドチキンはエッグタルトを買いに行く店だよ」ーー台湾人が口をそろえて言うセリフの一つです。筆者は台湾移住後、この言葉を初めて聞いたときは本当に驚きました。実際、台湾のケンタッキーでは、エッグタルトはレギュラーメニューなのに、日本で人気のオリジナルチキンを取り扱っていない店舗が多いんです。世界的チェーン店でも所変われば品変わる。オリジナルチキンを上回る人気のエッグタルトって一体、どんな味なのか。実食してきました。
■売り切れた瞬間を目の当たりに!
エッグタルトはもともとはポルトガル発祥のタルト菓子です。マカオがポルトガル領だった頃に伝わり、今ではマカオの代表的なお菓子として知られています。その影響なのか、台湾をはじめとするアジア諸国(香港、マカオ、中国、ベトナム、タイ等)のケンタッキーフライドチキンでは、エッグタルトはレギュラーメニューとして販売されています。台湾では1998年から売られているようです。
台北市内のお店を訪れると、入口頭上やドア横にでかでかと掲げられたエッグタルトの宣伝が目に入りました。原味(ユェンウェイ、オリジナル味)は1つ39元(約175円)、期間限定のクランベリー味は1つ52元(約235円)。筆者はこの日、食後のデザートとして、タルト2種とコーヒー1杯のセット125元(約565円)をオーダーしました。
アツアツの状態で提供されたエッグタルトは、パイ生地はサクサク、中は温かい濃厚なカスタードがぎっしり詰まっています。甘さもくどくないのでいくらでも食べられそう。ほろ苦いコーヒーと一緒に食べると至福の味でした。
ちなみにこの日、注文カウンターで私のすぐ後ろに並んでいたお客さんがエッグタルトを大量に注文。店員さんはその次に並んでいた人に向かって「エッグタルトは売り切れました」と告げていました。人気ぶりを目の当たりにした瞬間でした。
■台湾のチキン事情
もう一つ驚いたのは、台湾のケンタッキーには日本でおなじみ、世界中でも大人気の「オリジナルチキン」を扱っていない店が多いということです。オリジナルチキンを置いている店は約170店中(2020年データ)、わずか11店のみ。主流のチキン商品は「卡辣脆鶏(カーラーツイジー)」というクリスピータイプのチキンです。筆者は昨年のクリスマスにどうしてもオリジナルチキンが食べたくなり、わざわざ取り扱いのある店まで遠出して入手しました。
台湾にはもともと「台湾式フライドチキン」が多数存在します。夜市に行けば大人の顔のサイズの特大フライドチキン店がたくさんあったり、道端の屋台でも台湾スパイスが効いた「鹽酥鶏(イェンスージー)」が深夜まで売られていたりします。台湾ではすでにフライドチキンが身近にあるため、海外の有名チェーン店で買うより、食べ慣れた地元の味を選ぶのではないでしょうか。
日本のケンタッキーでは味わえないエッグタルト。台湾旅行の際にはぜひ食べてみてください。
(まいどなニュース特約・Coco)
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