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ジュラルミン製のびょうと洗面器。戦闘機を造っていた歴史を伝える=八鹿公民館

ジュラルミン製のびょうと洗面器。戦闘機を造っていた歴史を伝える=八鹿公民館

 太平洋戦争末期の1945(昭和20)年、都市部で空襲が激化すると、八鹿工場(兵庫県養父市八鹿町八鹿)をはじめ、京都府や岡山県などにある「郡是(ぐんぜ)工業」(現・グンゼ)の工場が、紫電改の生産で重要になっていた。朝来市山東町の工場なども同年、戦闘機の部品製造に乗り出していた。

 「各地の工場で部品を生産し、これを福知山に集めて組み立てる、福知山の近郊には地下工場と簡易滑走路を造って出撃させる」。終戦間際の計画をグンゼ社史が伝える。だが、輸送経路の途絶や物資不足により、福知山工場は1機目の紫電改の組み立て半ばで終戦を迎えたという。

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2015/8/19
 

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