新ひょうごの医療

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薬の開発や手術技術の向上などで、がん治療は進歩。がんと診断された患者が、治療でどれぐらい命を救われるかを示した指標「5年相対生存率」は、2006年から08年に診断された人で62・1%。1997~99年の54・3%から上昇し続けており、神戸大病院リハビリテーション部の酒井良忠部長(47)は「今やがんと付き合って生きていく時代になった」と強調する。
がん患者の寿命が延びる中、日本整形外科学会は、がんやその治療によって骨や関節、筋肉などに障害が起こり、歩行機能などが低下した状態を「がんロコモ」とし、対策を訴える。
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- 「がんロコモ」対策
2019/6/1~2019/6/1
「がん」は、2人に1人が生涯に一度は診断を受ける病気となった。治療法の進歩で生存率は上昇し、患者の生活の質向上が、治療とともに重要な課題となっている。今回の「新・ひょうごの医療」では、がんや治療によって運動器機能が低下した状態「がんとロコモティブシンドローム(がんロコモ)」について、対策や取り組みを紹介する。

