新ひょうごの医療

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「がんとロコモティブシンドローム(がんロコモ)」は、日本整形外科学会が2018年に命名した。がんやその治療などによって骨や関節、筋肉などに障害が生じ、移動機能が低下した状態を示すが、がんが運動器に与える影響として最も大きいとされるのが「がんの骨転移」だ。
がんは進行すると骨転移を伴うことが多く、骨は肺に次いで転移が多い臓器とされている。前立腺がんや乳がんで7割前後、腎がんでも2~3割超で起きるとされ、脊椎や骨盤といった体幹部や大腿骨(だいたいこつ)などに転移する=図参照。
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- 「がんロコモ」対策
2019/6/1~2019/6/1
「がん」は、2人に1人が生涯に一度は診断を受ける病気となった。治療法の進歩で生存率は上昇し、患者の生活の質向上が、治療とともに重要な課題となっている。今回の「新・ひょうごの医療」では、がんや治療によって運動器機能が低下した状態「がんとロコモティブシンドローム(がんロコモ)」について、対策や取り組みを紹介する。

