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米イーライリリー社の新型コロナ向けモノクローナル抗体「バムラニビマブ」。変異株の流行に伴い、別の薬との併用療法へ変更された(同社提供)

米イーライリリー社の新型コロナ向けモノクローナル抗体「バムラニビマブ」。変異株の流行に伴い、別の薬との併用療法へ変更された(同社提供)

 米国の製薬大手2社が開発した新型コロナウイルスの抗体医薬は、既に発症や重症化のリスクを下げる可能性を示している。いずれも昨年11月に食品医薬品局(FDA)から緊急使用許可を得ており、12歳以上の軽症から中等症の患者で、重症化リスクの高い人が対象となっている。

 イーライリリー社は、開発したモノクローナル抗体医薬の使用により、高齢者施設の入所者と職員計約千人を対象とした調査で、入居者の発症リスクが8割低下したと発表した。また、同社の抗体薬2種類の併用により、感染者の入院と死亡のリスクが7割下がったことも明らかにした。

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2021/4/11

 新型コロナウイルス感染拡大の「第4波」が押し寄せる中、ワクチンの早期普及とともに「特効薬」の開発が期待されている。今月の「新・ひょうごの医療-コロナ禍を生きる」は、ウイルスの働きを抑えて発症を防ぐ「抗体医薬」を取り上げる。日本国内では未承認だが、神戸・ポートアイランドに拠点がある創薬ベンチャー「イーベック」(札幌市)が、神戸市や兵庫県、神戸大学などと研究を進め、開発を目指す。(井川朋宏)

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