新ひょうごの医療

新型コロナの抗体医薬の研究に力を入れる神戸大大学院の森康子教授=神戸市中央区楠町
兵庫県と神戸大学、神戸市内に拠点を持つ創薬ベンチャーのイーベック(札幌市)が連携し、新型コロナウイルスの抗体医薬を開発する取り組みが、今年に入って本格化している。産官学の研究で中心を担う一人である、神戸大学大学院医学研究科付属感染症センター長の森康子教授に、抗体医薬の意義や開発の流れ、現状を尋ねた。
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- コロナ禍を生きる 第4波、治療薬開発の現状は?
2021/4/11~2021/4/11
新型コロナウイルス感染拡大の「第4波」が押し寄せる中、ワクチンの早期普及とともに「特効薬」の開発が期待されている。今月の「新・ひょうごの医療-コロナ禍を生きる」は、ウイルスの働きを抑えて発症を防ぐ「抗体医薬」を取り上げる。日本国内では未承認だが、神戸・ポートアイランドに拠点がある創薬ベンチャー「イーベック」(札幌市)が、神戸市や兵庫県、神戸大学などと研究を進め、開発を目指す。(井川朋宏)

