新ひょうごの医療
- 糖尿病の新薬に期待
2020/8/1~2020/8/1
今や国内の成人10人に1人がかかるとされる糖尿病。60年以上前から治療薬として「メトホルミン」が広く使用されているが、血糖値を下げるメカニズムは分かっていなかった。これについて神戸大学大学院医学研究科の小川渉教授(糖尿病・内分泌内科学部門)らの研究グループが、治療薬が「便の中にブドウ糖を排出させる」という働きを初めて確認した。詳しいメカニズムが分かれば、より効果を上げる新薬の開発にもつながると期待されている。(井川朋宏)

