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(1)救助犬トレーナー 能力、最大限に引き出す
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かすかな息遣いが頼り。捜索訓練するレスキュー犬とトレーナー=兵庫県伊丹市下河原2、日本レスキュー協会
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かすかな息遣いが頼り。捜索訓練するレスキュー犬とトレーナー=兵庫県伊丹市下河原2、日本レスキュー協会

かすかな息遣いが頼り。捜索訓練するレスキュー犬とトレーナー=兵庫県伊丹市下河原2、日本レスキュー協会

かすかな息遣いが頼り。捜索訓練するレスキュー犬とトレーナー=兵庫県伊丹市下河原2、日本レスキュー協会

 がれきの山を二つの影が駆け抜ける。災害救助犬の捜索訓練。人のかすかなにおいをかぎつけたのか。ラブラドルレトリバーが、トレーナーに向かって激しくほえた。

 災害救助犬を派遣するNPO法人「日本レスキュー協会」(伊丹市)は一九九五年、阪神・淡路大震災を教訓に、日本初の民間レスキュー組織として発足した。以来、国内だけでなく、メキシコ、トルコなど海外にも出動。八カ国計二十カ所で、現地の警察、消防と連携し、二人の生存者と五十四遺体の発見などに貢献した。

 トレーナー四人と救助犬六頭はすべて専従。現場で、犬が平常心を失わずトレーナーの指示に従うように、ほぼ毎日、専用施設で訓練する。

 犬の微妙な反応が捜索のヒントになることが多い。「それぞれの犬の性格や能力をよく把握して、現場で最大限役立てるようにするのがわれわれの使命」。チーフの岡武さん(32)が強調した。(斎藤雅志)

     ◇

 阪神・淡路大震災から間もなく十四年。いざに備える現場を訪ねた。

2009/1/7
 

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