連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

(2)JR六甲道駅南(神戸市灘区) 再開発の町 進む高齢化
  • 印刷
顔を合わせれば声を掛ける。「寒くなったわね」「きょうはまだましよ」=神戸市灘区桜口町
拡大

顔を合わせれば声を掛ける。「寒くなったわね」「きょうはまだましよ」=神戸市灘区桜口町

  • 顔を合わせれば声を掛ける。「寒くなったわね」「きょうはまだましよ」=神戸市灘区桜口町

顔を合わせれば声を掛ける。「寒くなったわね」「きょうはまだましよ」=神戸市灘区桜口町

顔を合わせれば声を掛ける。「寒くなったわね」「きょうはまだましよ」=神戸市灘区桜口町

  • 顔を合わせれば声を掛ける。「寒くなったわね」「きょうはまだましよ」=神戸市灘区桜口町

 見渡すと、震災復興の再開発ビルが林立していた。神戸市灘区JR六甲道駅南。全部で14棟あり、店舗や事務所、住宅が同居する。そして地域再生を願う住民の思いを積み重ねるように、空に向かって伸びる。

 阪神・淡路大震災から18年。再開発が進む一方で、住民の高齢化が進む。喫茶店を営む高橋敦子さん(58)がこぼした。「ここ数年、人も店も入れ替わりが激しいのよ」

 10年前、入居するビルの完成とほぼ同じころに知人の勧めで開業した。「もうお店をやめようか」と思うこともあるが、常連客の「いつもありがとね」の一言が踏みとどまらせる。

 「みんな誰かと話をしたい、ふれあいたいと思ってるのよ」。どんなに外観がきれいな町でも、人の思いは同じだ。

 人ありて町。「街」の字は似合わない。

 (宮路博志)

2013/1/11
 

天気(9月7日)

  • 34℃
  • 27℃
  • 20%

  • 36℃
  • 24℃
  • 40%

  • 35℃
  • 26℃
  • 20%

  • 35℃
  • 25℃
  • 30%

お知らせ