■ナガエツルノゲイトウ(兵庫県・淡路、東播磨)

 ため池の真ん中に、巨大な緑色の塊が浮かぶ。こんもりと、まるで島のように見えるが、その正体は水面に生い茂った水草。「地球上最悪の侵略的植物」と呼ばれ、栽培や輸入などが規制される特定外来生物、ナガエツルノゲイトウだ。淡路島や東播磨地域などの兵庫県南西部で近年、深刻な分布拡大が続いている。