■子どもの可能性開く喜び感じ/行政の仕事にも好影響

 「少年よ、大志を抱け」。明治時代に米国の植物学者ウィリアム・クラーク博士が残した言葉とされる。少子高齢化が進み閉塞(へいそく)感が漂う現代日本にこそ、求められるメッセージかもしれない。神戸市職員研修所の佐々木宏昌副所長(54)は7年前に「神戸みらい学習室」を設立。自治体職員の傍ら、休日を使って経済的に厳しい家庭の子どもたちの学習をボランティアで支え続ける。きょう5月5日はこどもの日。子どもの可能性を信じる佐々木さんの言葉に耳を傾けた。(霍見真一郎)

 -ご自身も中学・高校時代は塾通いをしていたのですか。