日々の予報でも積極発信/子どもに伝える「地球の話」

 昨年に続き、今年も「観測史上最も暑い夏」だった。異常な猛暑や台風の大型化など、地球温暖化の影響が暮らしを脅かしつつある中、気象予報士の正木明さん(63)はテレビやラジオの番組で、気候変動問題について積極的に情報発信している。30年以上前から気象キャスターとして活躍。日々の情報と気候変動を関連づけた発信を強化しようと、6月には全国の気象予報士らに呼びかけて共同声明を発表した。気候変動への危機感を広く共有するにはどうしたらいいのか。正木さんと考えたい。(石沢菜々子)