■一生「食える」ビジネスモデル/小さい、手仕事、感性が大事

 世界の人口増加や記録的な円安による食品高騰の影響などで、家計支出に占める食費の割合「エンゲル係数」は28・3%となり、43年ぶりの高水準に達している。国内では農業人口の減少が加速し、国産品の安定供給への不安が高まる。こうした食をめぐる状況を「就農にとって、またとないチャンス」と捉えるのは、神戸市内で農業と行政書士を営む田中康晃さん(53)。10月に「農業は最強の資産形成である」(東洋経済新報社)を出版した田中さんに農業の現状と魅力を聞いた。(辻本一好)

 -なぜ、いまが農業を始める絶好の時期なんでしょうか。