太陽が冬の空に低い軌道を描く。まばゆい光跡はまるで、宇宙センターから放たれたロケットのよう。兵庫県内最大のため池・加古大池(稲美町加古)にも雄大なアーチが浮かび上がった。
加古大池は1660年ごろに築造が始まり、十数年かけて六つの池が完成したと伝わる。新田開発とともに増築され、貯水面積約49ヘクタールは県内一。周囲よりも高く築かれ、視界を遮る構造物などが少ないため空が広い。一日の太陽の動きを追うにはもってこいのスポットだ。

12月6日の稲美町の日の出は午前6時54分。同20分ごろには南東の空が美しいグラデーションに染まり、撮影の準備を急いだ。