■自分らしい生活こそ差別への抗議/助け合い生きるのが人間

 「自立生活」という言葉がある。障害者への差別が根強い日本社会で、障害があっても自分らしく地域で暮らす生き方を指す。神戸市兵庫区の「自立生活センターリングリング」で代表を務める中尾悦子さん(58)も実践者の一人。徐々に筋肉が弱る「脊髄性筋萎縮症(SMA)」があるが、電動車椅子と24時間の介助を利用して1人暮らしをしている。それは日常の営みであると同時に、抑圧に抗議し、自己決定権を守る社会運動でもある。背景にある不平等を含め、当事者の思いを聞いた。(那谷享平)

 -リングリングの自立生活者は現在、4人です。活動と生活について教えてください。