今はほとんど影響は確認されず/除染作業、放射線量低く抑える

 東日本大震災の発生から3月で15年を迎える。東北地方に甚大な被害をもたらした巨大な津波に加え、東京電力福島第1原子力発電所の事故では放射線の影響が懸念され、今も立ち入り制限区域が設けられている。武庫川女子大学の石庭寛子准教授(46)は国立環境研究所(茨城県つくば市)に勤務していた2013年から、福島県内で野生のアカネズミを通して哺乳類に与える放射線の影響を調べ続ける。大がかりな除染の効果はあったのか、被ばくによる次世代への影響は? 調査によって科学的に分かったことを踏まえながら、ゆっくり話をうかがった。(鈴木雅之)

 -まず、アカネズミの調査のきっかけから教えてください。