■不満、怒りの矛先「すり替え」/社会全体が不寛容に

 在日外国人を巡る議論が過熱している。アジアを中心に海外から来日する労働者は増加の一途で、交流サイト(SNS)では地域の治安が悪化したとの情報が拡散する。2月の衆院選では争点の一つとなり、保守系の政党を中心に「国籍取得審査の厳格化」「受け入れ数の制限」の声が高まる一方、「排外主義反対」の主張も根強い。長年、現場で取材を重ねてきた西宮市のジャーナリスト、澤田晃宏さん(44)は「格差拡大、物価高といった市民の不満の矛先が社会的弱者の外国人労働者に向けられている」との懸念を口にする。(津谷治英)

 -在日外国人への風当たりが強くなってきました。右派からは過激な声も聞かれます。