■偏見、役割固定化…多くのギャップ/波風立て、社会を変えたい

 奥行きが深く身近な飲み物のコーヒーは万人に愛され、それゆえに、さまざまなイメージと結び付けられてきた。そこに根強い「男性中心の社会」を感じ取り、ジェンダーギャップ解消を目指して積極的に発信するのは、コーヒー焙煎(ばいせん)家でエッセイストの中村佳太さん(45)。今年6月には「コーヒーは男のもの?」と問いかけるタイトルの著書を刊行。CMを通して人々に刷り込まれてきた「コーヒーの男性性」など、日本社会のジェンダー構造を浮き彫りにする。京都の大山崎でパートナーの中村まゆみさんと共同経営する焙煎所を訪ねると、柔らかな語り口で、声を上げることの意義を語ってくれた。(広岡磨璃)

 -ジェンダーギャップや女性差別について、コーヒー業界の課題を通して発信しています。