■必要なのは、聞いてくれる人/自分を見つめ直す作業が大切
3万4374人。2025年末時点で、全国の刑務所で服役する受刑者の数だ。彼・彼女らはどんな人生を歩み、何を思いながら罪に向き合っているのだろう。ジャーナリストの大塚敦子さん(66)=東京都=は全国3カ所の刑務所で、詩や物語を通して立ち直りの機会を探る「文章創作プログラム」に取り組む。新著の「刑務所の文章教室」には、受刑者が「言葉」に触れることで変わっていく姿が描かれ、そこに浮かび上がる心の軌跡が物語として迫ってくる。文章教室で記される言葉から、私たちは何をくみ取ればいいのか。大塚さんにゆっくり話をうかがった。(広畑千春)
ーなぜ刑務所で「文章教室」を手がけるようになったのですか。